リチャード・セイラー

行動経済学の逆襲

エコンではなく人間の非合理的な選択 — 行動経済学の核心実験を直接体験しましょう

行動経済学の逆襲

🤖 1. エコン vs 人間

伝統的な経済学はエコン(Econ)という完璧に合理的な存在を前提としています。 しかしセイラーは実際の人間(Human)はバイアス、感情、社会的規範に影響されると主張します。 この乖離が行動経済学の出発点です。

① 保有効果実験 (Endowment Effect)

カーネマン、ネッチ、セイラーの有名なマグカップ実験です。 同じ物なのに持っている人は高い価格を、買おうとする人は低い価格を提示します。

あなたはこのマグカップを持っています。いくらで売りますか?

$0$5.00$10

売り手の中央値

$7.12

“自分のものだから高く”

買い手の中央値

$2.87

“まだ自分のものではないから”

実験結果、売り手は買い手より平均2.5倍高い価格を提示しました。

② 埋没費用の誤謬 (Sunk Cost Fallacy)

すでに支出したお金(埋没費用)は将来の決定に影響を与えるべきではありません。 しかし人間はエコンと違い、埋没費用に執着します。

あなたはスキー旅行を2つ予約しました。ミシガン旅行$100、ウィスコンシン旅行$50。ウィスコンシンの方が楽しそうですが、日程が重なっています。どちらに行きますか?

③ エコン vs 人間 比較機

経済学の仮想の存在エコン(Econ)と実際の人間(Human)の違いを探索してください。 セイラーはこの乖離から行動経済学が始まったと語っています。

エコン (Econ)

🤖 無限の意志力

経済学の教科書の合理的人間

人間 (Human)

🧑 マシュマロの前で崩れる

現実世界の実際の人間

④ 最後通牒ゲーム (Ultimatum Game)

$100を分ける提案をしてください。相手が拒否すると両者とも0円です。 エコンなら$1でも受け入れますが、人間は不公正なら損を覚悟します。

相手に提案する金額

$0$50$100

自分の取り分

$50

相手の取り分

$50